のんびりヒーリング

代替医療や健康関連の本について書いていきます

こんなに怖い向精神薬と精神科受診〜パキシルを服用した男性の例

ピーター・ブレギン著 Medication Madness 第1章より抜粋しました。

簡単にまとめます。

 

 

 

服用開始時38歳の男性の例

非常に温厚で実直な性格であった。

父親がアルコール依存症で困難な子供時代を過ごしたため気鬱に感じることがあったが周囲が感じ取るほどではなく自身も意識していなかった。

 

ある日消化器系の問題で訪れた医院の待合室で手に取った製薬会社のパンフレットを見て「自分は鬱なのでは」と思った。

診察時に気鬱な感じがすると言っただけで自殺を考えたこともなかったが診察記録には「最近自殺念慮」と書かれていた。

パキシル20mg /日を処方された。

一月後それが30mgになり40mgになった。

 

パキシルの作用により、死にたいと思うようになった。ピストルの入手に失敗した後は警官から銃を奪う計画を立て始めついには実行。その場で取り押さえられ襲われた警官も怪我を負ったが

裁判になり「あなたは薬害の被害者だ」とこの男性の側に立つことになる(これは滅多に有り得ない稀なケースだとは思いますが、日本で同じことが起きた時、ここまで成熟した社会人に巡り会えるでしょうか)。

 

この本にはいくつもの事例が挙げられています。ブレギン医師が向精神薬害がどれだけそれまで普通だった(でもちょっと気鬱になることがあった)人たちの人生を破壊してきたかを示してくれています。

本に登場する向精神薬被害者たちは「あの時なんであんな行動をとったのか全くわからない」と一様に述べています。短期間で行動が急変してしまうのですから、長期服用を強いられている人たちの神経損傷はどれだけひどいものでしょう。

 

抗鬱剤が鬱をつくる。つくづく感じます。

 

今現在も身近に服用している人がいます。本当に心配でなりません。でも異口同音に「薬のお蔭でなんとか持ちこたえている」と言います。この点はこの本に出てくる人たちと同じです。(「もっと早くのみ始めるんだった」とまで言う人もいます。)

 

他の章にも自殺を試みた人、家族を「殺さなくてはいけない」と言う衝動に見舞われた人、出てきます。ほんの短期間で、規定の投与量を服用しているだけでも急変していきます。

製薬会社も医師もわかっていてやっているんです。

 

彼らのために存在しているのでなければ、断薬の方法を探るべきです。

服用のきっかけは何でしたか?

猛烈なストレスに見舞われて少しでも楽になりたいと藁にもすがる思いだったかもしれません。

精神科は治してくれません。お客さんに通い続けてもらいたいだけです。

勝手だと文句を言われてもいいから休養し、一部の人間関係を失ってもいいから一人になったり、あるいは無条件で100%味方してくれる人(こんなカウンセラーがいるといいです)を探して、うんとわがままになって自分を休ませてあげられたらいいのに。敷居が低くなったのはいいことだと、心療内科を受診した所から回復困難な神経の損傷が始まるよりはずっと。

 

 

 

 

パキシル:Wikipedea より

パロキセチン塩酸塩水和物(パロキセチンえんさんえんすいわぶつ、英:Paroxetine Hydrochloride Hydrate)は、イギリスグラクソ・スミスクライン(旧 スミスクライン・ビーチャム)で開発された選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI)である。同社より商品名パキシル(Paxil)で発売されている。日本では2000年11月に薬価収載され、販売が開始された。

パロキセチンは、脳内セロトニン神経系でセロトニンの再取り込みを阻害することで、脳内シナプス間隙に存在するセロトニン濃度が高まり、神経伝達能力が上がる。その結果、抗うつ作用及び抗不安作用を示すと考えられる。

また、ヒトP2X4受容体の強力な阻害作用(IC50=1.87µM)を有する[5]。抗アロディニア作用を示し、神経因性疼痛の患者へ使用することが可能とみられる[5]

児童青年のうつ病への効果は確認できず、また安全性も確認できず有害事象が報告されており[6]英国国立医療技術評価機構(NICE)は児童青年には処方してはならないとしている[7]グラクソ・スミスクラインは児童青年に対し、有害事象の証拠がありながら安全で効果的だとして、違法な病気喧伝を行なったため、アメリカ合衆国司法省より30億ドルの訴訟を行われたという歴史がある[7]

パロキセチンは他のSSRIと比較して有害事象発生率が高い(higher incidence)、かつ薬物相互作用の傾向が高い(higher propensity for drug interactions)とNICEは報告している[8]パロキセチンの断薬は、危険性の高い中断症候群を引き起こすことがある[9][10]

軽症のうつ病を説明する「心の風邪」というキャッチコピーは、1999年に明治製菓が同社のSSRIであるデプロメールのために最初に用い、特にパキシルを販売するため、グラクソ・スミスクラインによる強力な病気喧伝で使用された[11]。現在では、軽症のうつ病に対する抗うつ薬の効果には疑問が呈されており、安易な薬物療法は避けるよう推奨されている。

 

日本でのパキシルの適応は、成人のうつ病うつ状態パニック障害強迫性障害社交不安障害心的外傷後ストレス障害[13]

その他、適応外使用月経前症候群摂食障害耳鳴りにも用いられる。

社交不安障害に対しての処方は、NICEはセルトラリンまたはエスシタロプラムSSRIが効果を示さない場合の、選択肢の一つとして提案している[14]