実際にあった話

ある人が、自分の意思でなく、心療内科に連れていかれました。

連れていったのは、常に誰かの同情を受け可哀想な自分を維持したい母親。

連れていかれたのは、その母親のターゲットになった実子。

 

母親は自分の虐待で神経がオカシクなった実子を自分の手で医者の元に引っ張っていきました。

成人間近で自立したい気持ちの強かった実子を、これでまたしばらくの間手元に置いておける。母親はそう算段しました。

 

小さい頃から、家庭内でいつ母親の猛烈な怒りに襲われるかわからない極度の緊張を抱えてきた実子は、もともと情緒は不安定でした。

診察対象である子よりもしゃしゃり出て喋り捲る母親。

診察が終わり、その日から向精神薬の処方が始まりました。

 

その日から10年に渡り、大量の処方薬を服薬することになるのですが

その前には出来ていたこと(集中して一事に打ち込む、休まずに通う、計画を立て遂行し望んでいたことを成し遂げる、など)ができなくなりました。

体力的な問題だけでなく、奇行や妄想が始まりました。

 

一生自分を生かしていく大切な技術や知恵を身につけるべき10代20代を

半狂人として過ごさなくてはいけなくなりました。

 

母親に嵌められたと認識はできませんでした。

何と言っても薬でやられてしまっているから。

 

母親にとってはうまうまです。

可哀想な母親として、福祉団体で大活躍できたし

子供の手綱は握って離さないし

離さなくったって誰からも咎められないし、とうの子供からだって。

 

 

 

 

処方薬を飲み始めたきっかけは人それぞれだと思いますが

その前は出来ていたのに、服用開始をきっかけに出来なくなってしまったこと

その前はなかったけど服用してから絶えない不調などないでしょうか。

 

気づきましょう。

また調べましょう。

失って取り戻せない時間がある、と気づくのは苦しい。

だけど産みの苦しみは、自分自身の人生を新たに始めるにはつきものです。

大きい一歩ほど恐怖が伴う。

怖くなったら、それだけ大きな変化が起きようとしてるんだ、と

思い切って飛び込んでみてください。

飛び込むというのは、薬害について調べ、

全面的に自分の見方をしてくれる本や療法家や医師を探し

普段から今よりも少しでも健康になることを試す

健康にならないことをやめる、そういう生活にシフトしていくことです。

 

他でもないあなた自身の人生です。親や世間から、取り戻しましょう。

正当で健康な行いです。