自分を統合する

小学2、3年生の頃のこと。

 

私はおとなしい子供で(いつ母の体罰が始まるかわからないため常にビクビクしていて)、その時も何が理由でそうなったかわからないのですが、母に打たれました。

 

自分の核のようなものがあるとしたら、それが自分の内部から離れて、自分の体の外へいってしまうような感じがしました。虐待家庭に育つということは、徐々に自分が自分で無くなっていく体験を日々積み重ねていくことです。(どんな体罰も絶対に絶対に絶対にいけない。)

 

その8〜9歳の時の感覚から、自分を統合すれば自分自身を取り戻せると信じて、内的作業をずっと行ってきました。

 

その作業を助けてくれる本を見つけて、中に書かれているエクササイズをやって見たり、インターネット見っ放しだった私が、本から目を離せなくなりました。初日の夜に見た夢はなんだか今までにない立体的な、といったらいいのか色彩のあるといったらいいのか、違う感じのするものでした。

 

筋肉という筋肉が弛緩して、仮眠のつもりがぐっすり寝てしまうこともあります。

読書はまだ途中ですが、いい変化を感じています。

 

自己を統一したい、精神の平衡を取り戻したい、本来の自分に戻りたい、と思っていた私の内的作業のヒントになる表現がたくさんあって、自分の内側から湧き上がってくるものとだけ(大人にはそれは難しいけど)付き合って暮らせるのではないか、そんな期待でいまいっぱいです。もう年をとってしまったけど、それでも死ぬ前に自分を取り戻したい、できたらどんなに幸せか、もう一度子供の頃の自分に戻ろう、そう思う。

 

この記事を書くにあたり参考になった書籍 The Way of Integrity: Finding the path to your true self