死のうとした時
12歳の時、ハハオヤの虐待に耐えきれず精神的な苦しさも極限に来て、台所からナイフを持って来て手首を切ろうとしたら、セーターの下に隠し持っていたのをポロッと落として、それを見たハハオヤに
私が他の誰かを傷つけようとしたことに決めつけられ、なんてオソロシイ子なんだと言われて終わった。私は反論を一切許されなかったから違うんです違うんですそうじゃないんです!とも言えなかった。
死にたいほどツライ子供とナイフで家族を傷つけようとする子のギャップってすごくないか?人生ごく初期から虐待受けて死ぬほどツラくて12歳の若さで誰かに話を聞いてもらわなきゃいけない子が、人にナイフを向けようとした危険な子にされるってどれだけのつらさか?
私を敵視した妹や弟には分かるまい。
ハハオヤはいつでも妹でも弟でもなく私が悪者になるのにエネルギーを費やしたから、誰も私の悪を疑わなくなったんだろう。
20代になり、大量処方で問題のあった医者から出されていた薬で短期間に2回自殺を図ったが2度とも病院に運ばれた。
最初の病院では、父親が付き添ってくれていた。
目が覚めた時舌を噛まないようになのか口に挟まれていたアイスキャンディー大の物を「出してはだめ」と言われていた父親は、それが私が起きたと同時に浮き上がって来たので力尽くで喉の奥まで押し込めようとし、窒息するかと思った。押し込まれているためやめてくれと声を出すこともできなかった。本当に死ぬかと思った。
出しちゃダメだと言われたからって喉の奥まで押し込むなんて幼児かよ。
2回目。病院から帰って来た時、妹が一言「あんなことやっちゃダメだよ」。
もし自殺に失敗して脳に障害が残り体の自由が利かなくなったら、この家にいてちゃんと世話してもらえるなんてありえない。丸太みたいに扱われ憤死したくなる。
そう思ったので自殺はそれっきりにした。
苦しいのは子供の時からだったけど、20代の自殺は薬害のせいだと今は分かる。