人のせいにして子供の進路さえ変える

弟が進学先を決める時期に、あれ?っと思うことがあった。

ハハオヤが担任の先生の面談から帰ってきて

出し抜けに私に

「担任の先生は工業高校に進学するように言ったんだけど

おじちゃん(ハハオヤの兄)が

男の子は共学に進むべき、男の子にとって男子校は良くないと言われたから

農業高校に進むようにしてきた」

となぜか私に話し出した。

 

これから後ろめたいことをするとき

アリバイを作っておきたい時、

目が泳ごうがどれだけ理屈を超えていようが、子供ならいくらでも騙せると踏んで

見え透いた言い訳と嘘を平気で吐いていたハハオヤ。

 

「おじちゃんのアドバイス」に従うにしたって

進学するのはあんたや叔父じゃないし、進路は一生付いて回るものなのに

ハハオヤは息子が、「進学先のランクを下げさせてまで」息子が自分の手の届かないところに行くのを阻止したんだと思う。

そんな親いるわけ無いだろう、でもハハオヤは違う。

 

その後弟は、親戚の時々問題行動を起こしていた男に親戚が大勢いる前で、でっかい声で

「おい、お前〜百姓高校に入ったのかよ」

と非常に侮蔑的に言われて、私はその男が心底憎らしかった、悔しかった。

そこに入学させたのはハハオヤなんだよ!

ハハオヤは、自分の子どもが侮辱されようが就職で不利になろうが

そんなことどうでもいい、

羽むしり取って巣立っていかないようにして

子供が自立しないことの方が大事なんだ。

 

因みに、人生を左右するアドバイスをくれたその叔父は

弟の高校受験時の何年も前にとっくに亡くなってた。

 

私も使われた、当の私の目の前で、私が言ってもいないのに(第一話もしてないだろ)

「あんたがこう言ったからお母さんはこうした」とヌケヌケと言うハハオヤだった。

 

因みに自分が家事が苦手なのは自分の姉のせいで、友達がいないのは私たち家族のせいらしい。いい加減にしろ。全部バレてんだよ!